今回は2023年『島の色』7号からアーカイブ記事をお届けします!
【島の色高校生ライタープロジェクト】
エコアイランド宮古島宣言2.0やSDGsについて学んでいる高校生に、島の色のライターになっていただき制作された共創の取り組み。当時この記事を書いてくれた高校生たちは 、現在大学生や社会人に。島のことを想い、活動されていることでしょう!離島の教育については、今も褪せることのない重要なテーマ。再度、振り返ってみましょう。
誕生!高校生ライター
学校でもSDGsに関する教育や取り組みが盛んに行われているようで、島の色が学校の環境学習の教材として使われたりすることもあるようです。
そこで、
「そうだ、学校に取材に行こう!」
と思いつき、島の学校からのエコノコエをお聞きするために、まずは各校に活動状況のヒアリングをさせていただきました。
その中で、宮古高校では、生徒たちの発信力育成のため、総合的な学習の一環として、地域の課題について考え、調べて、解決策を発表するという、まさに島の色どストライクな活動をされていることを知り、編集部に名案が浮かびました。
「そうだ、島の色ライターデビューしてもらおう!」
ということで、今回の高校生×島の色の共創の編集プロジェクトがスタートです!
ICTにより学力が向上?

沖縄県は、文部科学省が毎年実施している全国学力テストで、小学生は2014年に最下位を脱しましたが、中学生は2007年のテストスタート時より、17年連続で全国最下位を更新し続けています。
そんな中、令和2年度より宮古島市でも一人ひとりにタブレットが配布され、日々の授業などで活用が始まりました。これにより学習面での内地との地理的不利は、多少解消され、学力向上にも繋がっていくのではないかと考えましたが、私たち自身、学力向上をほとんど実感できていない人が多かったため、私たちのグループは、「全国的に学力が低い宮古島でもICTを上手く活用すると学力は向上するのか」ということについてリサーチすることにしました。
(※ ICT機器とは、パソコン、タブレット、電子黒板、ネットワーク機器など、情報通信技術を活用するハードウェアの総称です。主に、教育現場での授業支援(動画提示、実物投影)や、職場での業務効率化、コミュニケーション(Web会議、メール、SNS)に利用されます。)
宮古高校でのICT機器の活用例は、支給されたタブレットで学習動画を視聴することにより、授業の予習復習ができたり、課題をタブレットで提出するなどです。
リサーチ方法としては、ICT機器の活用が始まる前の2018年度の全国学力テスト(表1)と活用されはじめて2年後の2022年度の全国学力テストの結果(表2)を比べてみることにしました。
中学3年生における宮古島市と全国の差を比較してみると、2018年と2022年で国語は少し差が縮まっているものの、数学と理科では逆に差が広がっています。
これらの結果から、私たちのリサーチでは、現在のICT活用では、あまり学力向上には繋がっていないと結論づけました。


ICTを活用した自らの学びへ

では、どのようにICTを活用していけば、学力向上に繋がっていくのでしょうか?
学習動画を視聴するだけでなく、ICT機器を通じて、全国と繋がり、自分の苦手分野を教えてもらったり、また得意分野を教えてあげたりなど、生徒自身が主体的に学習に取り組むことが必要だと感じました。
そこで、その分野で優れたスキルや知識を持つ人がオーナーとなり、無料オンラインサロンなどを開設してもらい、そのコミュニティの中で、メンバー同士で教え合ったり、情報交換し合えるとよいのではないかと考えました。
しかし、ICTを活用していく上では、時には危険性も伴うこともあり、利用する側の情報活用能力やITリテラシーの向上が必要不可欠です。個々のIT利用のスキルも上げつつ、ICTを活用し、自身の学力向上につなげていきたいと思います。

一人一人が勉強に対して「自ら学ぶ」という意識をもち、楽しく学ぶことが学力向上へと繋がるのではないでしょうか。
※ この記事は「島の色」7号 P.28 – 29に掲載

