BY 沖縄UDS株式会社
グリーンキー認証取得の背景と目的
沖縄UDS株式会社が運営するホテルアンテルーム那覇は、2025年5月1日、沖縄県内のホテルとして初めてのグリーンキー(Green Key)認定を取得しました。グリーンキーとは、観光業界における持続可能な運営を推進することを目的とした、国際的に信頼される環境認証です。ホテルは、2020年2月に開業しましたが、すぐにコロナ禍での休業を余儀なくされました。そんな状況の中で、今後は海外からの環境意識の高いお客様が増えることを想定し、グリーンキーの取得に向け、数年にわたり段階的にサステナブルな取り組みを推進していったそうです。
実施したグリーン・キーアクション
グリーンキーは13のテーマと150項目からなる厳格な基準で構成されています。
様々な取り組みの中でも、ホテルアンテルーム那覇がこだわった取り組みは、客室のペットボトルを廃止してウォーターサーバーとカラフェを導入することで、約4万3000本(1300kg)のゴミ削減に成功したそうです。宿泊客にはゴミの削減量を、その重さを動物に例えて伝えるなど、伝え方にも工夫を凝らしました。
また、海洋ゴミ対策として不定期でビーチクリーンを実施したり、地元農家の規格外野菜や就労支援センター産の大豆若葉を活用した地産地消メニューを提供し、地域経済との循環も意識しました。さらに、スタッフには背景や社会課題まで丁寧に共有し、理解を深めることで、一人ひとりのエコに対する意識が高まり、スタッフからの提案が増えたということです。

グリーンキーのさらに、その先へ
2025年5月の認証取得後、祝福や取材、専門機関からの相談など、多くの反応が寄せられました。これを機会に、サステナブル活動の重要性を広く発信したいと考えているそう。今後は、使用済み竹アメニティの再資源化プロジェクトや、他グループホテルや県内ホテルとの連携を拡大し、資源循環や環境配慮型製品導入を通じて、持続可能なホテル運営をさらに強化する方針です。「難しく考えすぎず、楽しみながら取り組む」姿勢で、環境と共存するホテル運営を目指しています。
地域とゲストを紡ぐ場として生まれた「つむぐ市」
一方、宮古島のホテルローカスでは、宮古島の人・お店・宿泊ゲストをゆるやかにつなぐ
「つむぐ市」が毎月開催されています。
沖縄特有の文化である「パーラー」をヒントに、地域に根ざした形で出店の場を提供できないかと考えたことから企画されました。
つむぐ市も、グリーンキーの「企業の社会的責任・地域コミュニティとの連携」につながるアクションです。最初は1店舗のみの小さな出店から始まりましたが、参加者の輪が広がる中で、現在の多彩な出店者が集う市へと発展しました。

つむぐ市のひととき
つむぐ市が生み出す体験と交流
つむぐ市は「かわいい」「美味しい」「楽しい」がぎゅっと詰まった、わくわくする市であり、コミュニティ。来場者は宮古島の魅力に出会い、出店者同士も自然に仲良くなれる場。大人も子どもも一緒に楽しめ、地域の人と宿泊ゲストが行き交う、あたたかい空間です。企画担当の砂川さんと鈴木さんは「これからも地域やホテルと一緒に育てながら、訪れるたびに新しい発見や交流が生まれる市にしていきたいです。」とにっこり。エコアイランドの実現には、このような地域と事業者が自然につながるコミュニティがとても重要です。民間目線のエコアイランドコミュニティに注目です!
※この記事は、島の色 15号 「島の色々」P.29 掲載

