千年続く「人と自然との共生リゾート」へ

BY 南西楽園リゾート


観光リゾートから、共生リゾートへ

宮古島の南岸に広がる南西楽園リゾートは、これまでリゾートとしての魅力を中心に発信をしてきた一方で、この島の事業者としての責任について考えるようになったそうです。リゾートを運営しながら、地域と自然の豊かさを守り続ける責任。
そこで、「人と自然との共生」をテーマに新しい南西楽園リゾートの姿を、島の色の誌面を通じて発信することになりました。
それが、島の色の表紙裏に展開する南西楽園リゾートの特集なのです(今号はお休みで15号に掲載予定)。
新しい方向性を象徴する言葉として、私たちは「Regeraiting SHIGA for a New Era・千年楽園」という特集テーマを提案しました。従来のリゾートづくりに留まらず、持続的で再生可能な周辺環境の保全と地域との共生を軸にした楽園づくりを意味しています。

社内外に広がり始めた
新しいリゾートとしてのメッセージ

特集の中で、地元の上野小中学校との環境教育や、市が推進する島産島消との連携した取り組みなど、これまで知られていなかった地域との活動を紹介したことで、社内外から新鮮な驚きと共感の声が寄せられたそうです。
対外的な評価だけでなく、インナーブランディングや社内のコミュニケーションの機会につながっていることがとても印象的です。

上野小中学校との取り組み

12号で取り上げた上野小中学校との取り組みは、年間を通して授業のカリキュラムになっています。生徒のお父さんがリゾートで働いていることもあり、共通の話題と学校を通じて、さらに地域交流が深まっているようです。
「リゾートでの職場体験を通じて、こんな仕事をしてみたいと自分の将来像について真剣に考える生徒も増え、先生方からもとても喜ばれています。」と、担当者の運営企画統括部 松本さんは感慨深げに語ります。
授業後には、生徒から直筆のメッセージをもらうこともあり、社内で回覧すると「ほっこりした」「次はこうしよう」「やって良かったね」といった声が上がり、スタッフ間のコミュニケーションの活性化や、やりがいのある仕事づくりにつながっているようです。

▲いつも一緒にビーチクリーンをする
南西楽園リゾートのにいにい達と!
▲子供たちから寄せられた特別授業への感謝の言葉の数々に地域のあたたかさを実感

サンゴ育成プログラムがスタート

南西楽園リゾートでは、周辺海域のサンゴ育成の取り組む予定です。
さっそく調査機関に相談し、海域を見てもらったところ、先に取り組むべき課題や手順が明らかになりました。定期的に打ち合わせを重ね、スタッフも学びを深めながら取り組んでいきたいと、松本さんは計画に期待を膨らませます。

人と自然との共生、次のステージへ

「食の地産地消に加え、エネルギーの地産地消にも挑戦したい。環境教育を取り入れた宿泊体験や、地域と連携した職場体験、多様な価値観に応えるサービスを、島に訪れる人にも、暮らす人にも届けたい。」
新しい南西楽園リゾート像が浮かびワクワクします。
千年続く楽園に息づく「人と自然との共生」のリゾート。その確かな歩みを今、進めていることを取材を通じて感じました。
エコパートナーそれぞれに、それぞれのエコアイランド宮古島がある。
心強いエコパートナーのメッセージが、島の未来を明るく灯します。

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